この山神社は何度か遷座しているが、遷座の歴史と鳥居の扁額については近代化遺産3 釜石製鉄所山神社扁額を見てほしい。
鉄でできた鳥居も目立つがその両脇には剣と碑が建つ。剣は長期無死亡記録を記念して建立されたものだそうです。
奥に入ると鉄の灯篭が立っています。
そこから右にそれると「安全祈念像」というのがありました。脇には「無災害二百万時間達成記念 コークス工場」とありました。この像はご覧のとおり職工が家族のもとに帰る様子になっています。
参道に戻って奥に進むと手洗い鉢があります。この神社はいろいろなものが鉄で作られていますがさすがに手洗い鉢は石で出来ていました。
本殿に近づくと目に入るのが鉄で出来た賽銭箱。近づいてみたかったのですが一段高い本殿へは車椅子では上がれませんでした。たまたま参拝に来た方に賽銭を託し本殿の外で拝ませていただきました。
その場で上を見上げたら木で出来た扁額がありました。「昭和四十年十月十六日 山神社 釜石製鉄所所長野田郁也」とあります。ここに遷座したのが昭和38年ですからその2年後に作られたもののようです。鳥居の脇の剣にも野田所長の名が刻まれていたので同じころのものだと思います。
本殿から左に行くとなにやら神社ににつかわない塔が見えました。五重の塔にも見えなくはないですが、西洋の塔にも見えます。
近づいてみると土台はレンガ、柱はパイプ、飾りにはレールなど当時の主力製品と思われるものばかりです。
次に見えたのは頑丈に柵に囲まれた鉄の塊。その上に椅子が置かれ名板もなく無残な姿ですが鉄オタクにはそれが何かわかりました。高炉の炉底です。多分明治の50t高炉かな。
いつも山神社は近くまで行っても中に入ったことはありませんでした。
やはり鉄の神様であり、製鉄所の安全を祈願した神様なんだということがよくわかりました。










